真夏の散歩で見つけた、小さな季節

夏の青空と街頭

夏は、暑くて汗もかくけれど、それでも私は夏の空気が好きです。
澄んだ青い空や、響くセミの声、夏にしか出会えない景色があるから。
そんな景色を探しに、今日もゆっくりとお散歩に出かけます。

靴を履いて玄関を出た瞬間の、もわっとした熱気と蝉の大合唱。
そんな夏の朝に包まれると、「ああ、またこの季節がきたな」と、
少しだけうれしくなるのです。


夏の散歩は、涼しい時間に

緑の生い茂る公園

日焼け止めを塗り、帽子をかぶって、日傘をさして、冷たいドリンクのボトルをひとつ。
川沿いや木陰の多い道を選ぶと、空気が少しやわらかく感じられます。
蝉の声や葉ずれの音が重なって、まるで夏のオーケストラみたいです。

早朝は空気が澄んでいて、まだ地面の熱も残っていないので歩きやすく、
夕方は西日が差すけれど、空が茜色に染まっていく時間が好きです。

風通しのよいワンピースや、さらっとした素材の服を選ぶと、
体にも心にも風が通るようで、より快適に過ごせます。


空の色と、道ばたの花

歩きながら、道ばたの小さなひまわりや、青い空にのびる入道雲を見つけると、夏を実感します。
夏の空って、一年で一番青く見える気がして、入道雲とのコントラストが強くて好きです。

足元には、百日草やポーチュラカのような、暑さに強いカラフルな花たちも咲いていて、
それを見るだけでも、少し元気をもらえる気がします。

近所の公園のベンチでひと息ついて、木陰の中で冷たい飲みものを補給する時間も好きです。
蝉の声を聞きながら、ぼーっと空を見上げるこの時間が、なんだか贅沢に感じるのです。


自分だけのお気に入りスポットを訪ねて

神社と風鈴、日本の夏の光景

ここに行くとリフレッシュできる、癒される。
そんなお気に入りの場所の、夏の風景も楽しみのひとつです。
私には、毎年夏になると訪れたくなる神社やカフェがあります。
暑いけど、木々や風のざわめきがクリアに聞こえて、透き通った気持ちになります。
手水舎のお水が冷たいと、気持ちいいですよ。

お気に入りのカフェでは、アイスコーヒーを飲みながら、
冷たいコップの水滴を指でなぞってぼーっとする時間も、夏らしくて好きです。

夏祭りやイベントの開催日にあわせて出かけると、
いつものお散歩が、ちょっと特別なプチトリップ気分に。
遠くで聞こえる太鼓の音や、屋台の香りにワクワクして、
その一日がまるごと、夏の思い出になります。

ひと休みのアイスと水

途中で寄ったコンビニで、涼みながら冷たいアイスや炭酸水を買うのも、夏の散歩の楽しみのひとつです。
猛暑の日はアイスがすぐに溶けてしまうので、クーリッシュやパピコのように、歩きながらゆっくり食べられるものがおすすめ。
そして、疲れたときは無理をせず、カフェでひと休み。クールダウンして、また仕切り直します。

さらに最近は、カフェのSNS映えするかき氷に出会ってしまうと、もう抗えないこともあって…(笑)
ふわふわの氷に、色とりどりの果物やシロップがのっているだけで、テンションが上がります。
見た目も涼しくて、夏のごほうびにぴったりです。


夏を楽しむ

汗をかいたあとは、エアコンをつけてシャワーを浴び、サーキュレーターの風で空気を循環させながら、のんびり過ごします。
休日のお散歩は、小さな季節を見つける、私にとって大切な時間です。

散歩のあとに飲む冷たい麦茶や、ちょっと冷やした果物もごほうびのひとつ。
火照った肌が落ち着いていくのを感じながら、体も心もクールダウン。

もちろん、夏のお出かけは、水分や塩分・ミネラルをしっかり補給して、日差し対策も忘れずに出かけましょうね。

そんなふうにして、小さな夏のかけらをひとつずつ集めながら、今日も私は散歩を楽しんでいます。